光に誘われて外に出てみると風は意外と冷たい、思わず首を竦めてしまう。昔の人はこの季節を素晴らしい言葉で表現している、つまり俳句の季語で「光の春」と云う。風は冷たいが暖かそうな日の光はすっかり春を思わせる、まさに今の季節が「光の春」である。俳句の季語には秀逸なものが多い、光の春もその一つで「なるほど」と、思わず膝を叩きたくなるような、まさにそのものピタリと言い表した言葉である。
今日は私の誕生日だった。これからの一年、今日のような穏やかな一年であって欲しいものである。
二人の嫁からの贈り物、そして孫娘からの祝いのメールなど素直に嬉しかった。
妻がどっかに夕食を食べに行きましょうと誘ってくたがいささか億劫にも思えて、冷凍のズワイガニを買ってきて二人でかに鍋を突つくことにした。